
イギリス人が家で過ごす時間は、日本人、とりわけサラリーマンと比べて長いと思います。子どもが家で過ごす時間も、日本の子どもと比べて長いと思います。イギリスの家には庭があり、リンゴの木や芝生が植えられ、子どもにとって格好の遊び場になっているというのも、その理由のひとつかもしれません。庭造りを楽しんでいる家も多いようです。
イギリスと日本では、家での過ごし方にも大きな違いがあります。例えば、日本では自分の家の中を人に見せたくないという思いが強いように思います。我が家に招くよりも、外で会ったほうが気が楽という考え方です。家族同士が互いに訪問しあう習慣があまりないからでしょう。そのくせ、ゲストを招き入れることがめったにない応接間や客間を重要視しているのですから、不思議です。
ご多分に漏れず、この家を購入したときも、応接間と客間は家族がふだん使う部屋より広くなっていて、もっと家族のためにスペースを有効に使えないかと、まず考えました。